大切な家族だからこそ、野生ではなく愛情を育む

犬という動物について

まず、1匹のメス犬に発情がくると数10キロも離れた所からそのフェロモンの匂いを嗅ぎ取り、オス犬が集まってきます。
1匹のメス犬を獲得するために、オス犬同士で争い喧嘩が起きます。その中で一番強く、勝ったオス犬をメス犬は受け入れるのです。

これは何故かというと、自然界の中では強い者しか生き残れないという原理が働いているため、メス犬は遺伝子にプログラムされている通り本能的に強い遺伝子を持ったオス犬を受け入れ、後世に強い遺伝子を持った子孫を残そうとするからです。

やがて母犬は群れを離れ穴蔵等で仔犬を生みますが、例えば8対2の割合で(これも大自然の法則)、10頭生まれていれば弱い順から2頭は死んでしまうのです。
又、生まれた仔犬の中で攻撃性や支配性、欲に強い遺伝子を受け継いだ子は、一番母乳の出る乳を弱い子を押し退けてでも獲得し、自分だけが強く生き残ろうとするのです。
人間社会のように兄弟愛の様なものはないのです。

飼い主さん達はあまりご存知ないことだと思いますが、犬だけに子育てを任せていると大きい体の子と小さい体の子とがいるのはそのためです。
ただ最近では、ブリーダーが均等に育てるために小さい子に母乳の出の良い所で飲ませたりして販売しているのが実状です。
やがて10日目くらいで仔犬達の目が開き始め、生後3週目くらいから歩きだし、4週目くらいになると仔犬たちが遊び始めます。

ドッグ トレーニング ロードの庭先にて(ドッグ トレーニング ロードの庭先にて)

この遊びを通して甘咬み、飛びつき、体当たり等の支配性行動(格闘技ゲーム、プロレスごっこ)をして遊ぶのです。

これは何故かというと、もうこの時から遊びを通して相手を支配する練習をしているのです。この幼い時期は母犬にも支配性行動を行いますが、母犬は母乳を飲ませている間は仔犬達が支配性行動をしても怒らず、健気に子育てをするのです。
これは母犬が「赤ちゃん」と認識しているからです。皆さんも、小さい赤ちゃんに髪の毛を引っ張られても怒らないのと同じです。

仔犬の成長は早いもので、生後45日前後になると赤ちゃんから仔犬になる転換期を迎えます。生後45日前後のこの時に母犬は仔犬たちが群の中へ入っても、上下関係のルールが守れるよう乳離れという時期を利用して、精神的自立と上下関係を我が子に教えるのです。

これはどういうことかというと、生後45日くらいになった仔犬達が母犬に甘えて母乳を飲みに来たところを、母犬は自らの前歯をわが子に当て攻撃し、仔犬を「キャンキャンッ」といわせ乳離れと精神的自立、強い者の恐さや権利を経験によって教えるのです。

こういったことを仔犬が生後2ヶ月くらいになるまで教育し、やがて母犬は今まで仔犬を守るために過ごしていた穴蔵を離れ、子犬を引き連れて群へ戻っていくのです。
この時、仔犬達は見知らぬ先輩の犬たちに耳を伏せ、頭を低くし、舌をペロペロ出し、お腹を見せ、服従する姿勢で謙虚に接することで群はその者を受け入れるのです。

しかし仔犬達が群の環境に慣れてきた時、支配性の強い仔犬は群の中で比較的弱そうな者に挑戦し、少しでも上の位に行こうとするのです。
この時の支配性行動というのは甘噛み、飛びつき、体当たりマズルコントロール等です。

さらにホルモンの成長の早い子はマウント行動を行って相手を治めようとするのです。
その相手も負けまいと反発してくるとお互い牙を出し威嚇するようになります。
威嚇をしても決着のつかない時には攻撃をし、決着がつくまで噛み合うのです。どちらかの一方が負けると勝った者が負けた者を受け入れ、そこで上下関係が出来上がり群が成り立つのです。

しかし通常は喧嘩に至らなくても普段の甘噛み、飛びつき、体当たり、マズルコントロール、マウント行動等で上下関係が出来てくることも多くあります。

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