子犬のころのしつけが上手くいかずにそのまま成犬になってしまったが、成犬のしつけをし直したい!
保護犬を迎え入れたので成犬のしつけがしたい!
一般的に成犬のしつけは子犬のしつけに比べ難しいといわれます。その理由は、ある程度本能的な性格や悪い習慣などが確立されていることです。子犬のころ学習してしまった悪い習慣を何年も続けてしまい困り果て、成犬のしつけを行わなくてはとても一緒に暮らせなくなってしまうこともあります。
成犬になってから直さないといけないので時間と労力、根気が必要になることもあります。しかし成犬のしつけはできないということではありません。成犬のしつけは今からでも十分に間に合います。
ほとんどの犬は成犬になっていても矯正ができ、しつけることができます。
「社会化」においても脳の柔軟な子犬時期の社会化を逃してしまっているとそれを取り戻すには時間が必要になりますが、毎日少しずつでも根気よく続けていれば成犬の子にも変化がみられるはずです。また、問題行動を起こす成犬のしつけは、まず精神のリハビリから行うことが最も重要です。つまり心の問題をリセットし、ストレスから解放します。
成犬のしつけを成功させるには、愛犬を家族の一員・社会の一員として育て上げて落ち着いて穏やかに生活するためにまず飼い主さまが愛犬の性格をよく理解し、成犬のしつけへの考えや愛犬への接し方を変えていかなくてはなりません。
私が作成した犬のしつけ方テキストとDVDは成犬のしつけ方もあります。私が行っているしつけ方法の全てを一般の方でも実践できるようわかりやすく説明しており、またDVDの映像をご覧いただくことでより深く理解していただけます。飼い主であるあなたでもテキストを読んで正しい成犬のしつけの考え方を知ることでご自分で成犬のしつけをすることは十分可能です。
私はどうしたら犬と楽しく豊かな生活がおくれるのかを考え、ストレス学、脳科学、児童心理学、犯罪心理学、動物行動学など様々な視点から犬を科学してきました。武力的なしつけやおやつを使って本能の自己表現をさせるのではなく犬が本来もっている服従性という従順な心理を育むしつけ方です。人と犬とが信頼関係や心の絆で結ばれると、どんな犬たちも人間の愛情に心が満たされ穏やかで幸せな生活が送れるようになります。
成犬のしつけは今からでもまだ間に合います。愛犬と本当の信頼関係をきずいて 一緒に楽しく豊かな生活を送りませんか?