臆病・怖がりを直すしつけ法

お散歩中に出会う人や犬を怖がる
来客や配達員を怖がる
レインコートなどを着ていると怖がる
聞き慣れない音や大きな音を怖がる
花火や空砲などの破裂音を怖がる
新しい場所は普段のように歩けない
お部屋の家具の位置が変わるだけで怖がる

怖がっている犬のボディーランゲージとして
・固まって動かなくなる
・どこか隅に隠れようと逃げる
・身体を低くする
・しっぽを下に垂らす、もしくは股の間に入れてしまう
・耳を後ろに寝かせる
・唸る
などがあります。

怖がっているということは犬は緊張状態で、ストレスがかかっているということになります。少しでも安心させてあげたい、落ち着かせてあげたいですよね。

「ビビり犬」なんて言われることもありますが、犬の怖がりを治すにはどうすればいいのでしょう？

一番大切なのは「社会化」です。

子犬のころの脳が柔軟な時期は、好奇心があって色々なことを学んで吸収することができるので社会化にとても最適な時期です。

この時期に多くの人や犬に会ったりいろんな場所や環境の経験を積むことで新しいことに対して必要以上に怖がることなく対応できる力が身につきます。

子犬の社会化期を逃してしまっていても、時間はかかりますが社会化を進めることはできます！

知らない人、帽子をかぶった人、傘をさした人、子ども、ベビーカーや荷車、杖をついてゆっくり歩く年配者、犬、猫、その他小動物、車、自転車、バイク、踏切の音、電車の音、工事現場の音、サイレン、公園で遊ぶ子どもたちの声などです。

怖がるようであれば距離をとって遠くから見せたり音を聞かせるなどしてあまり無理をさせないでください。大きな恐怖を一気に消し去ろうとするのは難しいですが、少しの怖さを確実に安心させてあげて徐々に距離を縮める方がいいです。

また社会化を行うのにおやつを利用すると効果的です。大好きなおやつがもらえることで不安や緊張を取り除くことができるので不安や緊張している気持ち→大好きなおやつがもらえて嬉しい！に気持ちを変えることができて、明るい感情が出せるようになります。