無駄吠え・吠え癖のしつけ法

インターホンや来客、配達員に吠えるのはだいたいこれになります。お家をテリトリーととらえて侵入者に対して威嚇して吠えます。

またお散歩中に出会う人や犬に吠えるのも威嚇からくる吠えがあります。警戒や威嚇をして吠えている場合、愛犬は不安や恐怖心を抱えていることがほとんどです。「怖いから近づけさせないように吠える」という行動をしているので、単に吠え癖のしつけをするだけでなく恐怖の対象への慣らし、社会化が必要になります。社会化とは世の中の様々な人、犬、音、物、場所を経験させて慣らすことです。

怖がるようであれば距離をとって遠くから見せたり音を聞かせるなどしてあまり無理をさせないでください。大きな恐怖を一気に消し去ろうとするのは難しいですが、少しの怖さを確実に安心させてあげて徐々に距離を縮める方がいいです。
また社会化を行うのにおやつを利用すると効果的です。
大好きなおやつがもらえることで不安や緊張を取り除くことができるので不安や緊張している気持ち→大好きなおやつがもらえて嬉しい！に気持ちを変えることができて、明るい感情が出せるようになります。

遊んで欲しかったり、サークルやクレートから出して欲しい、ごはんやおやつが欲しい、散歩に行きたいなど、愛犬の要求の自我からくる吠えです。

生まれつき要求の自我の強い子もいますが、飼い主さまの育て方が犬の要望にいつも応えていて構いすぎていると要求の自我を育ててしまいひどく要求吠えをするようになることもあります。

吠えたらおやつがもらえた、吠えたら出してもらえたなど、吠えたら要求が通ったと学習してしまうと要求が通るまで吠え続けるようになってしまいます。

その場合は普段の愛犬への態度を飼い主さまが変える必要がありますし飼い主さまと愛犬との主従関係をしっかりと築くことも重要です。

飼い主さまが帰宅したり、遊んでいて感情が高ぶった時など、興奮した時に吠えて声が出てしまう子がいます。また、来客などが嬉しくて、威嚇ではなく興奮して吠える子もいます。

普段の生活でもテンションが高かったり、飼い主様自身がテンションが高い、あるいは大げさに褒めて愛犬のテンションを上げたりしていると、興奮して吠えやすくなります。